日本の航空会社を代表するのはJALとANAですが、両社共に国際ブランドのアメックスと提携したクレジットカードを発行しています。JALアメックスカードはアメックスとのライセンス契約を交わしている「三菱UFJニコス」がJALと提携して発行しています。一方、ANAアメックスカードはANAと提携した「アメックス本体」が発行しています。両カードともアメックスのサービスを利用できますが、スペックに違いが見られます。一般カードのJALアメックススタンダードカードとANAアメックスカードには、以下の違いがあります。

基本スペックの違い

1)年会費
年会費はJALアメックススタンダードカードが6,000円で、ANAアメックスカードは7,000円と1,000円高くなっています。家族カードは共に2,500円ですが、ETCカードはJALアメックスが常に無料なのに対して、ANAアメックスは年に一度も利用しないと500円を取られます。

2)ボーナスマイル
JALアメックスとANAアメックスは共に、入会時ボーナスとして1,000マイルが贈られます。フライトボーナスも共に、区間基本マイルの10%が付与されます。両カードで違うのはJALアメックスは毎年、初回の搭乗時に1,000マイルのボーナスが贈られるのに対し、ANAアメックスは毎年、カードを更新すると1,000マイルのボーナスが贈られます。つまり、JALアメックスはカードを更新しても、フライトしないとボーナスが貰えません。

マイル・ポイントの違い

JALアメックスとANAアメックスの大きな違いは、JALアメックスは支払いで即時にマイルが貯まりますが、ANAアメックスは「リワードポイント」が貯まります。JALアメックスは200円で1マイル、ANAアメックスは100円で1ポイントが付与されます。

リワードポイントをマイルに移行するには、「ポイント移行コース」(年会費・税込6,480円)の登録が必要です。ただ、ポイントの有効期間が3年であるため、3年ごとにポイント移行コースに登録し、マイルへの移行後に解約することで、マイルの移行コストを3分の1(税込2,160円)に抑えられます。

なお、JALアメックスは「ショッピングマイル・プレミアム」に加入すると付与マイルが2倍の200円で2マイルが貯まります。ただ、年会費が3,240円(税込)かかるため、月額で3万円程度以上利用するか否かが損得の分岐点になります。

保険の違い

1)ショッピング保険
両カード共に購入商品に対し90日間、年間200万円までの保障が付いています。ただ、JALアメックスは利用者の自己負担額が3,000円なのに対し、ANAアメックスカードは10,000円になっています。

2)海外旅行保険
両カード共、海外旅行保険における死亡・後遺障害保障が家族まで対象となる家族特約が付いています。なお、JALアメックスはカードを保有しているだけで付帯される「自動付帯」ですが、ANAアメックスは旅行代金をカードで支払うことが条件とされる「利用付帯」になっています。補償額に関しては、ANAアメックスカードの方が高額です。

3)国内旅行保険
ANAアメックスの国内旅行保険は死亡・後遺障害しか保障されておらず、補償額もJALアメックスより少なくなっています。

JALアメックススタンダードカードとANAアメックスカードは共に、アメックスのサービスを利用できます。ANAアメックスはマイルに関連したオプションが多いため、マイルを貯めることだけが目的の場合は、ANAアメックスが有利です。ただ、総合的な利用におけるサービスやお得感はJALアメックスの方が優れています。特に、付帯保険に関して、ANAアメックスはJALアメックスに劣ることは否めません。ANAを専門に利用している人以外はJALアメックスの方が無難と言えます。